全球観察

全世界の様々なトレンドを記録していきます。

書評『国家のシロアリ』

非常に面白い本でした。震災という例外状態で日本国がどのように機能するのか、非常に不思議に感じました。 確かに復興基本方針には全国防災のような考え方はあるのでしょうが、結局未だに避難所は劣悪な環境だったりと膨大な東日本大震災復興特別会計の予算…

書評『追跡 税金のゆくえ~ブラックボックスを暴く~』

『国費解剖』と基金や民間委託など一部重なるところがありましたが、まだまだこんなに無駄があるのかとびっくりしました。消防団の通帳を預かる慣習は非常に不思議でした。他国のコロナ予算の執行と比較してみたいです。 追跡 税金のゆくえ~ブラックボック…

書評『無駄だらけの社会保障』

無駄なベッド、無駄な入院、無駄な検診、無駄な市販薬処方、無駄な保険適用、進まない診療データ共有、進まない医療機関の統廃合、、、などなどが記載されています。国民保険特別会計や介護保険周りも現状の理解に役立ちました。 『国費解剖』でも思いました…

書評『国費解剖』

予備費、基金、特別会計、特別会計の予備費、民間委託、繰越金、、、そして検証のなさ。日本政府の予算の作り方が今こんな感じになっているとは、少しびっくりしました。他の国も結局はこんな感じなんですかね。少し病んでいる気がしました。 国費解剖 知ら…

書評『権力の核心』

自民党と「創価学会」の関係に関する本です。基本的に公開情報なのでしょうが、知らないことが多く楽しめました。国交省がなぜ公明党の独占ポストなのかは特に記載なかったですが。 「第128回国会 衆議院 予算委員会 第4号 平成5年10月6日」で創価学会につい…

映画『マスカレード・ホテル』

すごく良い映画でした。最近見た日本のドラマがダメダメだったのですが、日本の映像関係者もしっかり作ろうと思えば良質なコンテンツを作れるんですね。 マスカレード・ホテル 木村拓哉 Amazon

書評『なぜ、改革は必ず失敗するのか-自治体の「経営」を診断する』

佐賀市のことは良くわからないですが、地方自治体が繁栄しない構造的な背景のようなものが少し分かった気がしました。 なぜ、改革は必ず失敗するのか-自治体の「経営」を診断する 作者:木下 敏之 WAVE出版 Amazon

書評『検証 政治とカネ』

前回読んだ『政治家の収支』の方が全体像を理解するにはわかりやすい気がしました。著者の問題意識もある程度は分かるのですが、どこか活動家っぽくなるところも感じるので、もう少し多角的にその問題意識を突き詰めればよいのにと思ったりもします。行政の…

映画『ゴッドファーザー 1,2,3』

すごく久しぶりに『ゴッドファーザー』を1から3まで一気に見ました。 一画面一画面が非常に美しく一気に見てしまいました。ただ人死に過ぎかなと思います。自分の家族を守るためだけでに過剰過ぎるような印象でしたw 事業継承の難しさも感じます。マイケルが…

『フィクサー シーズン1』

フィクサーという2年前のドラマを今更ながら知ったので見てみました。脚本や俳優陣は結構良かったのですが、演出が非常にチープでした。予算が無いならば無いなりに昭和の日本映画っぽく撮れたりしないものなんですかね。 第1話 Amazon

書評『政治家の収支』

結構面白い本でした。 アメリカの大統領選挙の候補者とは違って、日本の政治家はあまり自分の収支を少なくしたがるのが未だに良くわからないですが。「裏金」はどうやって「表金」になるのかも未だに良くわからないです。 政治家の収支 (SB新書) 作者:鮫島 …

書評『将棋で学ぶ法的思考』

まあまあ面白かったです。詰将棋の問題みたいな法律の一問一答とか感想戦みたいな判例解説みたいな本書いてほしいです。 将棋で学ぶ法的思考 (扶桑社BOOKS新書) 作者:木村 草太 扶桑社 Amazon

書評『道路の権力』

いろいろ面白い気はしたのですが、全体的に背景事情を知らず、良くわからない感じでした。いくつかの案の違いの表とかあると分かりやすかったかもです。国交省の道路民営化の経緯のページを見ると最後の日付が2005/10/1ですが、この本は2002/12/10までなので…

書評『これでいいのか自治体アウトソーシング』

内容しては知らない条文とかあり面白かったのですが、公共サービスをどうよくするかというより、今の公共サービスをどう変えないか、みたいな印象でした。革新的なことを言うはずが保守的になっているようなねじれ、みたいのは感じました。 これでいいのか自…

いろいろな事例があり面白かったです。どのような補助金を使ったのか等良く分からなかったので資金計画表とかあったらなおさら良かったです。 公共施設別 公民連携ハンドブック 作者:株式会社民間資金等活用事業推進機構 中央経済社 Amazon 書評『自治体担当…

書評『自治体担当者のための PFI実践ガイドブック』

いろいろな事例があり、PFI、コンセッション、指定管理などの違いがようやく分かった気がします。 デンマークの建築事務所・BIGが関わったコペンヒルの産廃施設の「アマー・リソース・センター」みたいな全く違う発想とかはあまりなかった気がします。 結局…

書評『鉄道会社vs地方自治体』

各地の鉄道と自治体を巡るトピックがいろいろ興味深かったです。 廃線になるようなエリアは、鉄道会社にもう少し開発利益を与えても良かった気がします。 北海道中標津町、鹿児島県鹿屋市など廃線になっても産業があることで地域は衰退しなかった事例が興味…

書評『旅する街づくり』

1964年前後のアメリカ・ハーバード大に留学した都市計画家の留学と欧米旅行の回顧録です。 留学記では、都市計画で人種差別をどうなくすのかが課題だった趣旨の記載が多かった印象ですが、ラドバーンのような歩車分離の都市計画の話があまり出てこなかったの…

書評『違憲の区画整理を告発する』

区画整理で戦後の街が作られてきた過程の貴重な記録である気がしました。日本はもしかして区画整理大国なんですかね。換地の評価に関する問題は未だに東京の阿佐ヶ谷での区画整理などであるようです。もう少し知識を付けてからもう一回読みたいです。 違憲の…

書評『だれが「本」を殺すのか』

今から23年前の2001年の本ですが、ほとんど今と書店業界の問題意識が変わらないのが凄いです。非常に複雑な問題であることは間違いないですが、そもそも面白い本が少なくなったのでは、という問いがこの当時からあったのも興味深いです。丸善がなんでプリン…

書評『まちづくりの法律がわかる本』

都市計画法や建築基準法周りがやっと分かりました。社会資本整備総合交付金のことも少し触れてあったらもっと良かったです。後半の国土形成法周りは未だに良くわからないです。 まちづくりの法律がわかる本 作者:坂和 章平 学芸出版社 Amazon

書評『国際弁護士』

日本の弁護士が外国でリーガルサービスを提供した一つの記録です。色々な案件があり楽しめましたが、日本にも拠点がある英米圏の法律事務所はこうしたことを全世界で当たり前のように大量にしているのだと思うと、もう少しこういう本が増えても良い気もしま…

書評『海外刑法の旅』

人間のすることはそこまで変わらないはずなのに何故刑法が国によって結構違うのか、日本の刑事司法が自白偏重のような特徴があるのは何故か、ということを考えるうえで良いエッセイ本でした。直接的な答えがあるわけではないですが、周辺的な様々な知識があ…

書評『憲法の創造力』

憲法判例集を若干違った観点から考えられるような本でした。 君が代系の訴訟とか正直教員側の世界観が分かりにくいのですが、寧ろ国歌斉唱ぐらいで軍国主義にならないみたいな議論をした方が良い気がします。 裁判員裁判の導入の経緯や理念に関する疑念は興…

書評『生涯弁護人』

めちゃくちゃ面白かったです。以前読んだ別の弁護士の回顧録の10倍ぐらい面白かったです。 多くの国で薬害エイズ問題があったが刑事事件は日本だけ(アメリカは調査委員会を立ち上げて刑事免責をして報告書を作った)、下館事件では組織的人身売買よりもその被…

書評『弁護士という生き方』

2015年に出版された本で、日本の典型的な戦後弁護士の回顧録という感じで参考になりました。 広く浅く担当案件が紹介されており、世の中には色々な事件があるのだな、という感想です。朝日新聞に対する名誉毀損、霊感商法周りの訴訟、保育園側を代表した案件…

書評『木村草太の憲法の新手』

様々な法律のロジックが非常に興味深かったです。 米軍基地設置は国政の重要事項として特別法は必要なのでは、という指摘は興味深いです。 日本の刑事捜査の自白偏重・身柄拘束が米軍関係者の刑事裁判でトラブルになりやすい、ジブチなど日本が外国軍として…

書評『入門刑事手続法 第7版』

日本の刑事手続が、司法統計も交えながら、わかりやすく記載されている本でした。 統計的には身柄拘束が多い「人質司法」という訳でも無い気もしましたが、どういう時に日本の刑事手続は問題を孕むのでしょうか。「自白」を重要視するのも興味深いです。第2…

書評『国際ビジネスのための英米法入門』

50講あるうち、40ぐらいが面白く、5ぐらいが参考になり、残りは自分にはあまり関係ない感じでした。 「リステイトメント」とか「UCC」とか意外にアメリカも成文法多い印象になりました。特に商法周りですかね。 国際ビジネスのための英米法入門〔第3版〕: 英…

書評『はじめてのアメリカ法』

色々分からないことがありましたが、結構面白かったです。 メモ: ・クロムウェルはequity裁判所を廃止したが、1660年にequity裁判所が復活 ・アメリカの契約法の考え方には社会のリソースの最適配分のような側面がある ・1937年にアメリカ最高裁は大規模な判…