全球観察

全世界の様々なトレンドを記録していきます。

2022-05-01から1ヶ月間の記事一覧

書評「日本の近代 都市へ」

序論や各章で滲み出ている独特の都市論が少し抽象的でよくわかりにくかったです。まあ、ロンドンで生活経験がある方が日本の都市を見たときに感じるなんとも言えないダサさの言語化なのだと思うのですが。 そうした日本の都市のダサさが各論では少し見えてき…

書評「起業の天才」

結構面白い本でした。 独特の強い営業組織がどのように形成されてきたのか知りたく読みましたが、AWS/GCPのようなコンピューティングリソースの時間貸し(そのために作った川崎市テクノピアに関する疑惑が「リクルート事件」の発端)やGoogle Mapsのような事業…

書評「セブン-イレブン 金の法則 ヒット商品は「ど真ん中」をねらえ」

素晴らしい本でした。 年間10億杯売ってるコーヒーのうち400-600杯ぐらいを多分自分が買っていますが、色々と謎が解けるようなそんな感覚もありました。カフェラテをまだ一度も飲んだことが無かったので早速明日飲んでみようと思います。 全体的に印象的だっ…

書評「The Everything Store: Jeff Bezos and the Age of Amazon」

素晴らしい本でした。 数年前に日本語版で読んでいて、内容的にもだいたい分かるので思い切って英語版をkindleで読みました。 The Everything Store: Jeff Bezos and the Age of Amazon 作者:Stone, Brad Back Bay Books Amazon 圧倒的な成功をしたamazonも…

書評「アマゾンの最強の働き方」

さらっと目を通す価値がある本でした。 プレスリリースから書く、パワポではなく6ページの資料にまとめる等はある程度ググったから出てくるような内容かなと思います。採用に関しては正直何が新しいのか良く分からなかったです。評価基準周りは、普通の企業…

書評「ジェフ・ベゾス 発明と急成長をくりかえすアマゾンをいかに生み育てたのか」

同時代の話だからか、めちゃくちゃ面白い本でした。 各章ごとにコメント書いてみました: 第1章 アレクサ―ウーバープロダクトマネージャーとしてのベゾス アレクサをアマゾンが世に送り出すまでの話です。ベゾスが発案し、開発チームを自ら指揮していく様子が…

書評「NETFLIX-コンテンツ帝国の野望」

面白い本でした。 ヘイスティングス氏は何故市場規模が小さいと思われた「宅配レンタル」事業にフォーカスしたのか、なぜ「宅配レンタル」事業でここまで赤字を垂れ流していても大丈夫だったのか、等々の疑問は出てきましたが、結局それが映像コンテンツスト…

書評「ワークルールズ」

グーグルの人材リソースの活用方法が何となく分かる本でした。データ重視HRの観点で、いろいろなデータが出てきますが、少し唐突感があったり趣旨が何なのか良く分からない文脈もあり全体としては読み辛い感じもありましたが。ちなみに、2015年のデータです…