全球観察

全世界の様々なトレンドを記録していきます。

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書評『ザッポス伝説』

amazonに買収された靴のECのzapposの起業物語です。ハーバード大を出たようなアメリカの最優秀層の方がリスクを取りたがる感じがどこか不思議でした。寧ろ、日本みたいに官僚になりたがる方が不思議なのでしょうか。 全体的に、「幸せとはなにか」みたいなテ…

書評『シリコンバレー・アドベンチャー ザ・起業物語』

シリコンバレーの起業に関する書籍で失敗談に関するもので、今で言うipadのようなタブレットを19800年代後半に作ろうとしたgo corporationに関する話です。ヤマハなどの日本企業が出てきたり、Jerry Kaplanというよりはビル・ゲイツが裏の主役だったり、色々…

書評『eボーイズ』

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シリコンバレーのベンチャーキャピタルの一つであるbenchmarkの1990年代初頭の活動に関する本でした。ebay、webvan、tristrata、priceline、のような企業が出てきます。また、影の主役はamazonでしょうか。amazonが「書籍から始めたこと」の重要性をところど…

書評『The Power Law』

立ち読みしたときは『ベンチャーキャピタル全史』と大体同じ内容かなと思いましたが、実際に読んでみると少し違った観点や内容でベンチャーキャピタル産業について書いてあり一気に読めました。 メモ: ・トランジスターは1947年にニュージャージー州のベル研…

書評『実践スタートアップ・ファイナンス 資本政策の感想戦』

企画としてすごく面白いと思いました。ただ、「感想戦」の主な内容は創業メンバーの持ち株比率と従業員インセンティブであった印象で、その評価額で合っていたのか、他のVC・事業会社から資金調達したらどうなっていたか、同時期にx国で同業種のy社と比べる…

書評『起業家と投資家の軌跡』

前回読んだ『ベンチャーキャピタル全史』と大体同じ内容でしたが、アメリカの産業史なども触れられており興味深かったです。ベンチャーキャピタルのパフォーマンスに関してはこちらの本の方が定量的な分析をしているかと思いました。それにしても、一部のベ…

書評『ベンチャーキャピタル全史』

カタカナの固有名詞が多かったのですが、結構面白く読めました。 捕鯨、紡績、鉄道、と近世・近代日本にも類似の産業がありましたが、それを推進する組織づくりが全然違ったのが印象的でした。 ロックフェラー等のファミリーオフィスも背景にあったようで(p1…