全球観察

全世界の様々なトレンドを記録していきます。

企業統治

書籍「会社という迷宮」

経営コンサルの方が書いた「会社に関する議論」のエッセイ本でした。何故日本の経営者はすぐに安売り競争に参加するのか、社外取締役は形式的な存在以上の価値があるのか、経営者にも「疎外」概念があるのか、みたいなことを考えたりしたことがあったので、…

書評『GE帝国盛衰史』

2023年6月13日のGEの株価が106ドルぐらいなのですが、それは27年前の1996年頃の水準であり、23年前の2000年につけた高値の21%程度と、「衰退」してしまったGEの歴史に関する本です。 uberのときもそうだったのですが(ちなみにGEのイメルト元CEOはuberのCEO候…

書評『決戦!株主総会』

日本企業のガバナンスはここまで凄くなった、みたいな本でしたが、細部にダサい感じが漂っているような本でした。 指名委員会等設置会社のLIXILのCEOだった瀬戸氏は、指名委員会でCEOの退任を求められたとの電話を創業家・旧CEOの潮田氏からもらい、取締役会…

書評『解任』

以前読んだ粉飾決算に関する本でオリンパスが取り上げられていたので読んでみたのですが、正直少し期待外れかもしれません。少なくともCEOの器にある人の書いた文章ではないと思います。 外国人の生え抜き社員はどういう感じなのか、外国人取締役がいること…

書評『ヒルズ黙示録・最終章』等

2005~2006年頃の「ニッポン放送株買収」「阪神・阪急の合併」「村上ファンドのインサイダー事件」「ライブドア事件」について面白く読めました。 最後のページに書いてあることに凄く納得感がありました。2004年頃にGoogleがIPOして2005年にFacebookのシリー…