全球観察

全世界の様々なトレンドを記録していきます。

アメリカ

書評『サルたちの狂宴』

2013年のfacebook ipo前後のfacebook内部の様子が少し分かる本です。必ずしもユーザーデータが広告主に価値があるものではなかったが10億人のユーザーにアクセス出来るというのが当時の価値だった、というのが興味深いです。この本を読んでも何故ユーザーデ…

書評『The Power Law』

立ち読みしたときは『ベンチャーキャピタル全史』と大体同じ内容かなと思いましたが、実際に読んでみると少し違った観点や内容でベンチャーキャピタル産業について書いてあり一気に読めました。 メモ: ・トランジスターは1947年にニュージャージー州のベル研…

書評『アメリカ金融革命の群像』

アメリカの個人向け金融サービスの発展に関する本で、知らない固有名詞が非常に多かったですが、結構楽しめました。 ひとまず「なぜJCBは単なるクレジットカード会社で終わったのか」「なぜ日本ではMMFが普及しなかったか」「なぜ日本のひふみ投信みたいのは…

書評『トランプ自伝』

1987年出版の本ですが、結構面白く読めました。トランプさんの文章は読みやすいというか、今とあんまり変わらないなという印象です。様々な不動産取引を結構細かく記載していますが、相手方は大丈夫だったのでしょうか。サムゼル氏と同じく資金調達は資本市…

書評『逆張り投資家サム・ゼル 』

アメリカの不動産王の一人サムゼルさんの自伝です。 ブラックストーンにREITを売却した経緯も含めてやや詳細な交渉過程が面白かったです。開発というよりは景気動向の把握と不動産管理に長けていた感じなんですかね。 アメリカでの不動産の資金調達や資本市…

書評『アメリカ住宅金融の仕組みと証券化』

リーマンショック及びそれ以降のアメリカの不動産市場を理解する上では必読書な気がします。出版時期も2013年10月で、ちょうどアメリカ不動産市場が急成長し始めるときの雰囲気も感じられます。特に、第四章の証券化の仕組みが参考になりました。 アメリカ住…

書評『リーマンショック・コンフィデンシャル』

凄く面白い本でした。著者はたまにcnbcで見るなぐらいな印象だったのですが、こんなに面白い本を書いていたんですね。 リーマン・ブラザーズが倒産する前後の物語をここまで面白く書けるのが凄い!と率直に思ってしまいました。 もちろん「リーマンショック…

書評『ビッグディール 上下』

1998年に原著の本です。非常に面白かったのですが、人生のもっと早い時期に読んでいたら良かったかもしれません。 現代の資本主義、アメリカ社会、ゲームのルール、そうしたものがよく分かる本でした。内容的には結構古いと思うのですが、未だに日本の資本主…

書評『ウォーレン・バフェットはこうして最初の1億ドルを稼いだ 等々』

バフェット氏のこれまでの取引に関する本を2つ読みました。これほど各取引の詳細が公開されていて、かつ会計士の署名もある場合も多いのが凄いです。バフェット氏が何を考えたのか、だけは想像になってしまいますが、これだけ事実が積み重なると想像するのも…