法律
憲法判例集を若干違った観点から考えられるような本でした。 君が代系の訴訟とか正直教員側の世界観が分かりにくいのですが、寧ろ国歌斉唱ぐらいで軍国主義にならないみたいな議論をした方が良い気がします。 裁判員裁判の導入の経緯や理念に関する疑念は興…
色々分からないことがありましたが、結構面白かったです。 メモ: ・クロムウェルはequity裁判所を廃止したが、1660年にequity裁判所が復活 ・アメリカの契約法の考え方には社会のリソースの最適配分のような側面がある ・1937年にアメリカ最高裁は大規模な判…
以前読んだ『法律の使い方』のような素晴らしい法律入門書でした。こちらの方が、法律というルールでゲームをどう楽しむか、みたいな感じがしました。それにしても、法律家の「経験則」とか「目的・原則から考える思考」とかこの辺が一番むずかしい気がしま…
法律は利益衡量のツール、みたいな観点で法律の使い方を具体的に説明した本で非常に参考になりました。ほとんどの事案は、法律の条文に事実をあてはめるだけで解決する、法解釈が重要になるケースは少ない、法律自体が無いことはもっと少ない、というのは興…
ルールに関する入門書です。ニューヨークの外交官の路駐の実証分析、福島県立大野病院事件、産廃に関する実際の司法試験問題、などなどサッと読めましたが結構面白かったです。特に、仮病防止の観点で追試ルールをどう作るかなどの立法的なところが一番面白…
論理パズルみたいな面白い本でした。 立法、他国との刑法条文比較、辺りが一番興味深かったです。paypal創業初期などは詐欺罪っぽい疑惑も捜査当局からあったり、サブプライムローンのような詐欺的商品を売っても金融関係者で有罪になる人はほとんどいなかっ…
固有名詞が多いどころか知らない事例も多かったですが、何となく面白そうで買ってみたら、凄く面白かったです。ビジネス系の弁護士の方が書く一般本は案外面白いのかもですね。 結論としては、「良い」敵対的買収/株主アクティビズムと「悪い」敵対的買収/株…