全球観察

全世界の様々なトレンドを記録していきます。

2014-02-01から1ヶ月間の記事一覧

Chromebookのメモ

Googleの提供する"Chrome OS"を使ったChromebookがデスクトップ環境を変えそうだ。特に、新興国や法人向けデスクトップ環境が大きく変わる可能性がある。そのようなことを今月13日に次の記事を見て思った。 Chrome OSでWindowsアプリ実行が可能に〜米Google…

井上章一『パンツが見える』書評

私達の羞恥心が時代によって異なっていたこと、人々の価値観が移ろいやすく絶対的でないこと、そのようなことをこの本は示している。 現代の感覚とは相当異なるが、昭和初期までは日本の女性はパンツを履いておらず、また履きたがっていなかった。同時に恥部…

高木徹『戦争広告代理人』書評

確かに奇妙なことだった。1992年から1995年まで続いた「ボスニア内戦」は内戦であるのにセルビア系住民だけが国際社会から避難を浴びていたのだ。「民族浄化」的戦争行為は他民族の住民達もしていたのにセルビア系住民だけがしていたことになっていたのだ。…

『神待ち少女』という本を読んだ。

『神待ち少女』という本を読んだ。 著者の黒羽氏 によると近年、泊まれる場所や食事を肉体的な報酬なし=無償で提供してくれる人を待っている少女達がいるそうだ。そうした背景には両親などからもらえなかった「無償の愛」や「終わらない日常」へのスリルを求…

今日本ではモンブランズが相当面白い

そんなことは知っています。 モンブランズ【大門寺流気合武術拳法】コント - YouTube モンブランズ トゥインクル1グランプリ2013 エントリーネタ動画 - YouTube

鹿島茂『デパートを発明した夫婦』書評

鹿島茂著『デパートを発明した主婦』では、19世紀に誕生した「デパート」が資本主義社会の成立にどのように貢献したかを示している。 「デパート」は圧倒的な品揃えと生活スタイルの提供で「消費者」を創出したのみならず、そうした商品を管理するための生産…

日本社会を変える政治手段としての「北方領土」問題

ロシアとの「 北方領土」問題が進展しそうだ。どのような方向性で進展するにせよ、現実的な解決策を模索する上で必ず通らなければならない問題は「今住んでいる住民たちをどうするか」である。 小熊英二氏の『私たちはいまどこにいるのか』に【「北方領土」…

そうだ、そふぁカフェに行こう

ゆっくり読書のできるカフェって素敵だな、と思う。そういうカフェが一軒でも周りにあると毎日が何だか楽しくなる。ゆっくりとした静かな時間と空間。建国記念日の今日、この日本社会にそうした時間がたくさんありますようにとの願いを込めてソファーのある…

BBCで日中の宣伝戦を見た

先日BBCの"News Night"という番組で、日中の駐英大使が現在の日中間の問題について英国の視聴者に説明するというデイベート?形式の番組がやっていたそうだ。 NEWSNIGHT: Japanese and Chinese ambassadors ... BBCでサッカーのプレミアリーグではなく、敢え…

AWSは破壊的だが、OpenStackはそこまで世界を変えない

クラウドコンピューティングはわたくしたちの生活や仕事のあり方を大きく変えている。dropbox・クックパッド・netflixなどにクラウド環境を提供しているAWS(amazon web service)はそのなかでも圧倒的な存在感とサービスの充実感を持ってきた。だが、そうした…

スコットランドは独立すると思う

私はスコットランドは独立すると思う。そしてそれはある小さな島国での出来事ではなく、同時多発的に全世界の人々の意識に「時代」を感じさせるだろう、と思う。

だれがゲームを支配しているのか?

中国のPMI速報値が49.6と市場予想より低い水準という2014年1月22日の発表後 、幾つかの新興国で輸出への不安からか急激に通貨安が進み、同時に世界的な株安状況を続いている。 Emerging markets: It's like 1997 all over again| The Economist 2014年1月27…

中国について解らないいくつかのこと

中国について解らないいくつかのこと 彼らのファシズムの定義は何なのか? 文化大革命や大躍進は反ファシズム闘争であったのか?そうでないならば何なのか? 国境の長さや隣接している国家の数を考えるならば、日本との国境線は安定化させた方が国益でないの…

21世紀の矛盾論:信号をめぐるたたかい

毛沢東が『矛盾論』を発表してから数十年たった現在。私達の社会には未だに、様々な矛盾が存在し、同時それらを解消しようとする動きが社会の動力になっている。 今私達の社会に存在する最も重要な矛盾の象徴。それは「信号」であるかもしれない。 例えばこ…