全球観察

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書評『わが投資術』

ネットキャッシュ比率((流動資産+投資有価証券*70%-流動負債)/時価総額)を主な投資指標として極めている感じが凄いです。

 

・1998年7月頃のニトリへの投資判断(北海道での店舗の売上は悪かったが、関東圏は良く、他に家具SPAが無かった)。

・2003年問題で安かったREITへの投資。

・2004年の東京銀行UFJ銀行の合併比率がUFJに不利になる市場予想があったが、UFJが買い叩かれることは無いと判断し、ポジションを構築。三井住友銀行の参戦もよいサプライズ。

リーマン・ショック後に敢えて信用力が無いREITへの投資(母体は潰れたときに国交省が動くと判断、国交省の「不動産市場安定化ファンド」は良いサプライズ)

・2012年のUTグループへの投資判断(自動車産業は派遣業者への依存を強くする読み)。

・2011年10月のオリンパス事件後に株価が暴落したオリンパスを1株400円ほどで5%ほど購入し(コアなビジネスは健全、キャノンがTOBをする予測、経産省上場廃止を望んでいないという読み)、1200円で売り抜けた。(オリンパスの本を読みましたが、多分これをチャンスだと思うことは出来なかったと思います)

 

などなど興味深かったです。1回では理解できた感覚にはなれないですが。

 

 

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