全球観察

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書評『堤清二 罪と業』

結構コンパクトに的確に分かりやすくまとまっている本でした。

 

p80とp89に出てくる「感謝と奉仕」。資源も資本もない社会で助け合いながら生きていたときの発想に見えます。もしくは当時の農村出身者の基本的な倫理だったのでしょうか。ただ、これを企業ガバナンスが源流にあることが、2つの西武の失敗の理由でもある気がします。

 

p169の東京プリンスホテルをめぐるいざこざ。こういう感情の積み重ねで、2つの西武が1つになれなかったのだろうと思いました。