様々な商品の事例があり結構興味深かったです。最初の流行は「規格」が重要との趣旨が興味深かったです。下部構造が上部構造を規定するではないですが、その企業の持っているインフラや流通網の制限がマーケティングにどう影響するのか、みたいなことも気になりました。
様々な商品の事例があり結構興味深かったです。最初の流行は「規格」が重要との趣旨が興味深かったです。下部構造が上部構造を規定するではないですが、その企業の持っているインフラや流通網の制限がマーケティングにどう影響するのか、みたいなことも気になりました。
amazonに買収された靴のECのzapposの起業物語です。ハーバード大を出たようなアメリカの最優秀層の方がリスクを取りたがる感じがどこか不思議でした。寧ろ、日本みたいに官僚になりたがる方が不思議なのでしょうか。
全体的に、「幸せとはなにか」みたいなテーマがあり、著者のパーティー体質や人を喜ばせたいみたいのも感じました。zapposの独特のカスタマーサービスは口コミを生むある種のマーケティング施策として設計されているのが興味深かったです。「顧客にサプライズを!」みたいなあとに、「予定よりも早く商品を届ける」みたいのがありましたが、何ともいえない感じはありました。
全体を通して、靴だけでなくファッションに関する話がほとんど無かったのも印象的でした。
シリコンバレーの起業に関する書籍で失敗談に関するもので、今で言うipadのようなタブレットを19800年代後半に作ろうとしたgo corporationに関する話です。ヤマハなどの日本企業が出てきたり、Jerry Kaplanというよりはビル・ゲイツが裏の主役だったり、色々な提携話のリアルな現場感があり、知識がなくても結構楽しめました。
p356
しかし、部屋を見回して、ぼくははじめて金が問題ではないことが分かった。信頼の問題だった。ランディは、会社はいつまでもつかわからないと思っている。ロバートは、開発スケジュールに疑問を抱いている。ビルは、独立系の会社が成功するには市場に旋風を起こす必要があるが、GOにそんな力はないと思っている。ぼくは、どんなに時間がかかっても最後までやりぬく粘り強さが、新経営陣に欠けているのではないかと思っていた。