書評『国土が日本人の謎を解く』

もう少し国土と日本人の考え方のパターンを分析した本を期待していました。特に、地域差を知りたかったです。

メモ:

・四季の変化志向と些末化の罠　ダイソンのルンバやアップルのiPhoneのようなイノベーション

・城壁都市カルカソンヌの全体利益優先

・日本のコミュニティは顔見知り集団

・江戸時代の人口増と吉宗の1687年の新田開発禁止令がもたらした商業の停滞と人口動向の地域差が明治維新の背景

・東京圏は総人口の1950年の15%から30%にを占めるようになったが、パリやロンドンはずっと15%

・中国やインドやイスラム世界は官僚制。ヨーロッパや日本は土地を介した主従関係がある封建制。封建制は、権利義務が比較的明確。一方で権力者にはなれない階級は身分志向よりも目標志向になった。

[新版]国土が日本人の謎を解く