書評『刑法的思考のすすめ』

論理パズルみたいな面白い本でした。

立法、他国との刑法条文比較、辺りが一番興味深かったです。paypal創業初期などは詐欺罪っぽい疑惑も捜査当局からあったり、サブプライムローンのような詐欺的商品を売っても金融関係者で有罪になる人はほとんどいなかったなども踏まえた、アメリカ流の刑法的思考(中央銀行の金融政策が雇用維持が目的のように、検察も一般予防だけでなくイノベーション創出を目的としている?)とかも興味深そうです。

もっと刑法クイズっぽい本を読みたい気がします。