全球観察

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書評『法学を学ぶのはなぜ?』

ルールに関する入門書です。ニューヨークの外交官の路駐の実証分析、福島県立大野病院事件産廃に関する実際の司法試験問題、などなどサッと読めましたが結構面白かったです。特に、仮病防止の観点で追試ルールをどう作るかなどの立法的なところが一番面白かったかもです。

ただ、〇〇となっています、みたいな雰囲気が少しありました。「刑法的思考のすすめ」の方がルールの面白さは感じられたかな、という印象です。

この本読んで法学部行きたいと感じた方はどの辺に魅力を感じるのでしょう。アメリカの弁護士ほどではないにせよ、もう少し稼げるイメージがあっても良かった気もします。
もっと自由に思考してルールを作るような本があっても良い気がしますが、アメリカとかにあるのでしょうか。