全球観察

全世界の様々なトレンドを記録していきます。

書評『サルたちの狂宴』

2013年のfacebook ipo前後のfacebook内部の様子が少し分かる本です。必ずしもユーザーデータが広告主に価値があるものではなかったが10億人のユーザーにアクセス出来るというのが当時の価値だった、というのが興味深いです。この本を読んでも何故ユーザーデータを簡単に第三者の開発者に渡したのかがますます疑問になりましたが、それぐらいユーザーデータの使い道が社内では分からなかったということなのでしょうか。

同時期に、広告主向け管理画面の開発の現場からreact.jsが生まれますが、広告主向けのビジネス側の雰囲気も多少感じられます。facebookのストックオプション 制度の従業員側の感覚も興味深いです。全体的にボトムアップなプロダクト開発なのも印象的です。

ここから、google+に勝つどころか、時価総額100兆円規模の企業になるのが凄いです。。。

その他にも、シリコンバレーでの起業、YC combinatorでの体験、エンジェル投資家とのやりとり、エグジット、共同創業者間のやや複雑な人間関係なども参考にはなりますが、全体的に文章がまどろっこしく、シリコンバレーのことを全く知らないからこういう本も読まなければならないのか、という複雑な気持ちにもなりました。

 

[1206.4327] Social Influence in Social Advertising: Evidence from Field Experiments

Facebook、Microsoftの広告配信技術「Atlas」を買収 - ITmedia NEWS

Facebookがアドサーバーから撤退:堅いGoogleの「独占」 | DIGIDAY[日本版]

Facebook「聴いた/読んだ/見た」の広告への変換を開始 | TechCrunch Japan Archive

Facebook、「Sponsored Stories」広告を4月で終了 - CNET Japan

quanqiu.hatenablog.com

www.youtube.com