全球観察

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書評『ショッピングモールから考える』

最近は駅・空港・病院・図書館などの「公共空間」がモール化しているのでは、という観点から、消費空間としてのショッピングモールという議論を超えた、いろいろなトピックがあり面白かったです。

 

・玉川高島屋の創業は1969 年。日本のショッピングモールの歴史は案外古い。

・世界各国のショッピングモールはどこに行っても同じような文法で動いている。一方で、現地の消費や生活のリアルが一番見られる。世界のショッピングモールの多様性。

・住所表記には「区画」と「道路」の2種類。「区画」は田んぼの発想。東京は前者、京都は後者。面白い街は「道路」が面白いストリート文化がある。東京では地下鉄がストリートのような役割を果たしている?

・ディズニー社のユートピアを作る思想と虚構を作る徹底性。1964年のニューヨーク万博の技術への肯定感。ディズニーが作った郊外住宅街である「セレブレーション」で墓地はどうなっているのか?

ユートピアを作る発想はイスラム圏のオアシスから来ているのでは。

・植物にモールの世界観が反映される

 

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