全球観察

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書評『淋しきカリスマ堤義明』

事実ベースの内容で結構面白かったです。財務諸表はどうやって入手したのでしょうか。

 

1966年の結婚式、康次郎氏の死後2年経っていたのに、実の母親を結婚式に出席させなかった判断が不思議でした(p121)。

コクドが企業会計上は配当できる利益を出すが、税法上は赤字会社になる(p181)のは、相続を考えてということなのだと思いますが、どういう後継者のシナリオを想定していたのでしょうか。
また、連携会計など会計基準が変わることが想定されていたと思いますが、何か対策されていたのでしょうか。本書後半で記載されている外形標準課税の導入対策をどう想定していたのかも気になります。