子供のころに読んで良く分からなかった本を読みたくなったので、読んでみました。
宇宙論や量子力学に関する何となくの知識があると、そうした知識が生まれた歴史的背景なども踏まえて日本の類書にはないような説明もあり、興味深かったです。
ホーキングさんが携わったインフレーション理論や虚時間やブラックホールに関する説明は多い気がします。ほとんど理解できなかったですが、、、第一人者がどういうことを考えているのかを知れるのは興味深かったです。
ヒッグス粒子とかニュートリノとか対称性の破れとかそういう話がないのは少し不思議でした。
ただ、翻訳は想像以上に読み辛く、これは子供には難しかったな、と思いました。アメリカ系の入門書はライターが付く場合が多いかと思いますが、この本の内容自体もある程度の知識が無いと楽しめないのでは、という気もします。図とかグラフは雑誌ニュートンで見るようなものよりも見やすかったです。