2017年の段階で、郊外の衰退、都心回帰というトレンドを各街ごとの細かな分析から描いていて大変興味深かったです。
ところで、たまたま近くを通った多摩ニュータウンは学生が居なければ、もはやベットタウンどころか衰退まっしぐらだと思いますが、学生文化を排除している感もあるのが気になりました。
メモ:
・住みたい街は基本的に今住んでいる街の近く p87 p114
・都心/極狭/モノが無い「新四畳半ぐらし」p110
・所沢は東京23区ではなく埼玉内の競争に負けている p130
・所沢は、サラリーマンにとっては通勤しにくく、子育て世代にとっては子育てしにくく、シニアにとっては老後が楽しく過ごしにくく、自営業者にとっては商売がしにくい街 p133
・川口市は40~49歳/0~9歳が転出している。マイホーム第一ステップの街。未婚者や子供の居ない夫婦が残り、数十年後には高齢者ばかりの街になる可能性。p137
・白岡市のニュータウンは漸進的な開発で急激な高齢化は無いが、街としての面白さもないかもしれない p145
・住みたい街は食べたい街。飲食店の売上と住みたい街は連動 p134
・駅前タワマンは郊外住宅地を縦にしただけ p150
知りたいこと:
・都心の近くに住みたいのは何故か? 仕事場へのアクセス? 飲み屋?
・住みたい街というよりは住みたい駅ランキング?
・外国人の住みたい街ランキングはどうなるか?
・結局住みたい駅ランキングになるならば、地権者や住人は街の価値にどのような貢献をしているのか?
・地方出身者が東京で共働き子育てをするときに、郊外に住めるものなのか?
・地方出身者と東京郊外出身者の価値観の違いとは?
・所沢と流山の自治体予算を比較すると? 高齢者向け歳出が違う?
・流山の古い建物や歴史遺産はどうなるか?
・今後の価値観の断絶とは? 女性の家庭回帰・専業主婦志向はあり得るか?
・昼夜人口が違いすぎる街は健全ではない?
・オフィスの種類が日本は少なすぎ?
https://www.homes.co.jp/archive/b-40906424/