全球観察

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バブル政治をもう一度

物価水準財政理論とは、政府が財政赤字を意図的に作ることで、インフレが起こり、逆説的に財政再建が可能になる。今の財政状況を放置していずれ来るであろうコントロール出来ない長期金利上昇やインフレを招くよりも、コントロール出来る可能性の高い意図的なインフレを先に起こしてしまい、財政赤字という根本的な問題を解決してしまった方が良い、ということだろうか。

 

もし大まかな理解がこのようなもので良いならば、予算増/公共投資増/利権増/規制増を可能にするという意味で日本の政治家の受けが良いのではないだろうか。

となると、日銀総裁の人事も大胆に変わってしまうかもしれない。

 

供給と同時に、小さい不動産に対する規制を行い、とにかく大きな居住空間や仕事空間を増やすような「文化革命」が伴えば、人々の意識も変わり、もう一度バブルが来るかも。

 

物価水準財政理論の実行過程で日本全体のBSがどう変化するか興味がある。

企業が金余っているから、政府部門が負債を増やしているのではないのか?次は誰が負債を担当するの?80年代の財テクみたいので企業の金をもう一度金融市場に持ってくるのか?