家の近くに都内では結構有名なカフェブームの発端となったらしいおしゃれ系カフェがある。
最初はそんなこと知らなくて、引っ越ししたころに散歩がてら入って結構良いなと思って、これからの生活で結構行くことになるのかなと思ったけれども、結局ほとんど行っていない。
根本的な理由は、「食の安全性」だと思う。レジで会計するときに、ブラジル産の鶏肉とかその他良く分からない国の安そうな食材が積み上がっているのを見た時に何ともいえない気持ちになったのを覚えている。
メニューもやたらと品数は多いんだけれども、各々のクオリティーは中途半端で低い。塩ラーメンも醤油ラーメンもとんこつラーメンも食べれる「客居ない系」のお店みたいな感じ。多分、安い原材料だからこそとにかくたくさんいろいろ作っている感じなのかな。
15年ぐらい前の当時は結構最先端だったらしいし、パッと見た感じのデザインとかも当初はカッコ良いかなと思ったけれでも、何かすぐ飽きてしまった。まあ、その辺のデザインの好みは置いといて、このお店に対する違和感を探っていくと「食の安全性」とかもカッコ良さの構成するようになってきているのではないかと思う。
海外とか行くと訳の分からないバックパッカーとかが訳の分からないマリファナみたいのを吸ってたりするけれども、「食の安全性」という観点からすると結構ダサイなって思う。良くそんな何が入っているのか、本当にマリファナなのかもわからない、得体のしれないモノを身体に入れられるな、みたいな感じで。
そういう意味でこのお店に対してカッコ良いなって当時の人が思っていたみたいに思えていない。
建築は時代精神を表すとかいうけれど、その当時かもう少し前のバブルころの賃貸物件とか行くと、外見は凄く豪華に見えるけれども、部屋のクオリティーは低いなと思うことがある。個人的には部屋のクオリティーを最大限にして、寧ろ外見には無駄なお金掛けなくても良いと思う。訳のわからない見栄とかより、生活の具体的なクオリティーの方が大事っていう意味で。
ただ、何だかんだ言ってこのお店も未だにそこそこ繁盛しているみたいだし、時代の移り変わりというよりは単なる主観的な意見なのかな。その辺はあと数年してもこのお店があるかないかできっと分かるのだろう。
まあ、maxとか見てると「ダサカッコ良い」みたいなジャンルもありそうだし。
MAX / ニューシングル「Tacata'」MV - YouTube
いずれにせよ、もしこのお店が無くなっていたら、きっと本当のカッコ良さは「持続可能性」なんだよって言うことなのだと思う。