全球観察

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21世紀の矛盾論:信号をめぐるたたかい

毛沢東が『矛盾論』を発表してから数十年たった現在。私達の社会には未だに、様々な矛盾が存在し、同時それらを解消しようとする動きが社会の動力になっている。

今私達の社会に存在する最も重要な矛盾の象徴。それは「信号」であるかもしれない。

例えばこの記事

島根、押しボタン信号の青延長 高齢者対策で - 47NEWS(よんななニュース)

にあるように、幾つかの地域では高齢者対策として信号の時間を延長している。しかし、同時にそうした行為は無駄に青の時間が長くなるなど現役世代の経済活動を阻害する可能性もある。

信号の時間の調整は、各地方自治体に任せられているようなので、もし現代日本で一人一票の民主主義を実施したら信号の時間はますます長くなってしまう可能性がある。そういう意味で、一票に重みを付けていくなどの施策が必要になるかもしれない。そして、何故か私達が支払わなければならない1000兆円以上の債務に思うと、私達はこの象徴としての信号をめぐるたたかいに勝たなければならないのではないか?

 

もちろん以上の文章は冗談であり、信号の時間が短くなることにより高齢世代の生死に関わるようなことがあってはならない。だが同時に象徴行為としての「信号を長くする」ということが若年世代の生死にも関わっているということを理解して欲しいのだ。そうでなければ日本は世代間対立が深まり、それこそ象徴としての信号をめぐるたたかいが始まってしまうかもしれない。まあ、それは信号がある国・もしくは信号を守る国での話だが。

 

信号を守らない国。


Traffic in China - YouTube

 

信号の無い国。


Crazy intersection - YouTube