Pinterestで国・言語設定を変えると表示が相当違う
Pinterest というかわいい・美しい写真などを掲示板に投稿するするようなサービスがあります。
米国で女性の5人にひとりがPinterestを利用:調査結果 « WIRED.jp という記事もある通り確かに使いやすくいろいろとデザイン的なインスピレーションがある素晴らしいサービスなのですが、ちょっとしたプチHackを紹介したいと思います。
国設定を変える。
ただ、それだけです。特に、オススメなのが「設定」→国・言語=「日本」に設定した後の「デザイン」カテゴリのページです。 http://www.pinterest.com/all/design/
見てください!こんな風に相当クオリティの高いポスターや小物のデザインが表示されます。
ちなみに、イタリアに国変更した(言語設定もイタリア語に変更)後はこうなります。
この写真だけだと分かりにくいかもしれないですが、日本に設定したあとのデザインページは相当クールなのですが、イタリアに設定したあとの同じページは案外普通な印象です。
たとえば、
のようなパッケージがかわいい商品の紹介もあったりします。コーヒー中毒の私ですが、恥ずかしながらこのようなコーヒーを知りませんでしたが、今年の夏は是非通販で注文してみようと思います。この可愛らしいキッチュなデザインを見たとき、私は「あ」と発声していたと思います。
このような「あ」体験がたくさん詰まっているのがPinterestの「デザイン」カテゴリの日本語・日本国設定時のページ表示なのです。
考察
恐らく、現時点で日本でPinterestを使っている人は何かとデザインやUI周りの人が多い割に、他国では比較的有名なサービスとなってしまい通俗的な投稿が多くなっていることによりかと思います。
Hacker Newsがhacker達のニュースで無くなり始めていること、google検索の精度が悪くなる場合があること(逆にgoogle newsの中国語簡体字版は案外レベルが高い?ということ)、テクノロジーに関するニュースは限られた知的精鋭が集まるhatena bookmark検索(普通のhatena検索ではない)が案外良いということ、すなわちコミュニティは広がりすぎると没落するということ、が関係しているのではないかと思います(こうした現状を踏まえ友人が「社会主義検索」なるユーザーそれぞれの一票に重みを付けた非民主主義的な検索エンジン(例えば、同じ数学のページでもフィールズ賞を取った数学者が見た一クリックとポンコツ大学院生が見た一クリックの価値を考慮する、もしくは独断的にサイトに固有価値を与えるなど)を作ってくれるそうなので乞うご期待)。
閑話休題。Pinterestの「芸術」で日本設定で見るとアニメ・漫画が多くなったり、逆に「旅行」で日本設定にしないと日本以外の地域の写真が多くなったりという傾向もあったります。そうしたカテゴリ別の言語・国家設定の最適化の道のりはまだまだ終わらないのです。